第一球 天才誕生

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ゆっくりゆっくり手をあげていく 手が頂点に達してから2秒ほど制止し 体を左にひねりながら手をおろす 少しずつ前に体重をかけつつ グローブをはめている右手を前にだし「タメ」をつくる そして右手を右側、わきの下あたりに持ってきて 左手は頭の後ろらへん 球のでどころを見にくくするためだ ここで胸を張る状態になりながらも 肘から左腕をだす そしておもいっきりタメを解放 指先でこれでもかと言うほどボールにスピンをかけてやった 左腕から放たれたボールは 地面には当たっていないが 果てしなく地面に近いところを 砂塵を巻き上げ進んでいく そしてバッターから3mほど手前から 跳ね上がるように浮き上がる 皆が気づいた時にはボールはネットを突き破り 奥の茂みへと入っていった……。 タクト?は ビビって腰を抜かして へなへなになって内股で座り込んでしまった(笑) あっ!!!!? ………小便もらしてやがる(笑) みるみる内にバッターボックスにしみが出来てしまった(笑) 「………パンツ干しとけよ(笑)」 俺様はそー言ってグランドを出ていった。 女の子達が寄ってくる。 「センパーイ!」 「格好よすぎますぅ~」 「犯してぇ~」 「サインくださぁーい!」 ………1人おかしい奴がいたが これでだいぶ俺の人気も上がったようだ(笑) 今日は6Pすっか(笑) 限界に挑戦だ(笑)
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