第一球 天才誕生

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「僕はこないだ引っ越してきてこの野球部に入部した 小笠原 拓人 (おがさわら たくと) 前の学校では4番を打たせてもらってた。 ………その……色々あって引っ越して来たんだ。」 「で?」 なんだコイツ?いきなり自己紹介始めやがった。 「……君が部活にいきなり来て、いきなり暴れ散らすから 止めようと思ったんだ」 「は? テメェ…俺様にケンカ売んの(笑)?」 なかなか 勇気ある少年じゃねぇか(笑) 見た感じ… 背はなかなか高い 185㎝ってところだろう。 顔は俺様並にカッコいい…… だが、あきらかに弱そうだ。 俺様はなかなかゴツイ。 コイツはかなりヒョロヒョロでケンカにはあきらかに向いてない。 まぁ相手がどんな奴だろうと何人だろうと俺様には関係ないけどな(笑) じゃあ適当にヤッてやるか(笑) 「よし。 じゃあテメーの勇気に重んじて、ボッコボコにしてやる」 「………ちょっと待ってくれ」 「あ? 怖気づいたか?コラ?」 「いや。僕はあまりケンカに自信がない。だから…」 「あ?」 「一打席勝負!! 僕と野球で勝負しよう! 君はユニフォームも着ているし…野球経験者だろう?」 「なるほど…… いいだろう。やってやる」
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