第一章 発砲

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 六名のうち二人は腰に大小刀を帯びており、士分格であることが判る。二人ともまだ若い。二人に続く残りの者は、それぞれ鉄砲をかついでいる。  牧士見習の川上英太郎と香取春之助、そして彼らに同行する四人の鉄砲打ちであった。
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