プロローグ

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後悔だけが俺の心に残っていた。 「なんで俺だけがこんな目に遭わなければいけないんだ」と、俺は心の中で呟くのだった。 それでも、もう一度前を向いて歩こうと思ったのだ。 俺は進学校に通っている平凡な高校二年生である。 中学の時は勉強が好きで、特に理科が大好きだった。 成績はクラスでは上位をキープし続け、学年でも五本の指に入るほどだった。 しかし、勉強が好きだからと言って毎日二時間や、三時間などの長時間の勉強はしていなかった。 「やることはやる」しかしそれ以上はしないという学生だった。 テストで良い点を取って親に誉めてもらうのが俺の生き甲斐だったのかもしれない。 中学三年生の時に進路で悩んだ結果、一番近くにある高校に行くことに決めたのである。 しかし、この高校に行くまでに俺には過酷な運命を辿ってきたことは、あまり知られていないのであった・・・・・・。
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