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「いいいっ、いつから起きていらしたのでしょうか!?」
俺が冷や汗ダラダラで問う。
「さぁな。いつからだと思う…?」
逆に質問されるとは!
答えられずにいると、椎葉は壮絶に色気を含んだ笑みで俺の顔近くに屈むと、うなじをなで上げられた。
普段触り慣れていないその場所に少しくすぐったさを感じていると、次の瞬間見覚えのある痛みが。
「ひょぉっ!?」
阿呆みたいな声が思わず漏れた。
だって、椎葉がまた俺の耳たぶを噛むんだもの!
「ぅっ、し、し、椎葉!耳たぶ痛い!」
「お前馬鹿みたいに俺の髪やら顔やら触るだけだっただろ。だから、罰。」
ばばばばば罰!?
18禁フラグに吐血&鼻血間近!!
じゃなくて、なんで罰なんだ!?
俺がなぜお仕置き☆っぽいことをされているのか分からずに、ドギマギしている間にも椎葉の耳たぶの刑は終わりそうにない。
「ぅぅ、しっ、椎葉!やめ、」
「んな声出すと余計な欲まで湧いてくんだろうが。」
え゙え゙え゙え゙!?
よ、余計なYOKU!?
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