保健室で妄想

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鼻血が出るのをなんとかこらえ、成木先生の元へ駆け寄る。 「先生、立貴大丈夫ですか~!そのまま保健室へ連れて行くんですよね!」 そして保健室ついでに押し倒したりしてニャンニャンR指定展開まっしぐらになるんだろうそうなんだろう!? ………。 俺のハシャぎが隠しきれていなかったようだ。 成木先生の顔怖いよ。 「田中…貴様、同房が倒れたというのに嬉しそうだな。まさか貴様が策略を?」 どっ、同房ってあんた…! 友達って言え!しかも… 「策略ってなんですか!俺は立貴を心配してですね、」 「そんなに心配ならお前が保健室に連れて行ってやればよかろう。」 そういって、なんと立貴の体をポイっと俺の方に投げつけた。 「どぇぇぇぇ!!!」 慌ててキャッチするも、チビの俺が俺とほぼ同じ背格好である立貴をお姫様抱っこできるわけもなく。 そのまま倒れこんだ。 「ぐっふ!!!」 「あっ、倖くんごめん!」 俺の腹の上で尻餅をついた立貴。いいんだ、俺が悪いんだ… 余計なこと言わなけりゃよかった!!あああ俺の馬鹿っ! しょうがないので成木先生の言うとおり、俺が立貴を保健室へ連れて行ってやることにした。 保健室へ行く間、立貴がニコニコと笑っていたので俺は訝しい表情を立貴に向ける。 「なんだよ。」 「えへへ、倖くんって本当に優しいね!」 …すまん、立貴。これは俺が萌えを求めて招いた墓穴の結果なのさ。
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