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「それに、あんたは少し知りすぎた」
僕は笑顔のまま、形勢逆転してすっかり怯えきっている宮村に話し続ける。
「だから、目障りなんだ。そういうわけだから、消えてくれ。この事件を知ってるのは僕だけでいい」
それを振り上げ、宮村の左胸―――ちょうど心臓に当たる部分に突き立てた。
宮村が抵抗しようと動き回っていたが、僕はそれをさらに深く突き刺した。
身体は痙攣を起こしていたが、次第に動きが小さくなっていき―――。
宮村は動かなくなった。
絶命したのだ。
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