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「えっ!!でもそれってストーカーじゃない?」
俺は正論を言ったはずだ。
久志は、にやけ顔で「チッチッチ」と言いながら指を横に振る。
「ストーカーじゃなくて尾行!!」
「だからーどう違うんだよ?」
「ただ後をつけるだけだよ~。
ほらっお前んとこのライバルの如月じゃないかもしれないだろ」
久志は言いきったように問い掛けてくる。
「……………」
言い返せない。
久志の言っているのが当たっているのかもしれない。
確かにライバル会社の令嬢じゃないかもしれないという可能性もある。
「どうだ!?」
といって肩をバチバチ叩いてくる。
「わかったわかった。
久志、まず痛いから叩かないでくれ!」
「あっゴメン」
無意識だったらしい。
後で家に帰ったときに見てみよう
絶対に腫れてる。
「で、勿論行くよな??」
もう行かないとか言える雰囲気じゃない。
「わかったよ。
久志には負けるよ」
「んじゃ決定!!
ってあれ如月達は?」
俺と久志は教室を見回すが、残っいる生徒は、数名しかいない。その中にも如月達は、いない。
お互いに顔を見合わし、
「「急ぐぞ」」
走って教室を出て行った。
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