117人が本棚に入れています
本棚に追加
4月8日。
春休みが終わり、少しずつ暖かくなってきているが、まだ肌寒い季節。
休みが終わり、
気分がどんやりしているが、今日は始業式だ!
と心の中でと思いながら、パンを口にふくみテレビに目を向ける。
『次のニュースです。
昨日、仲見町で如月財閥の新作のケーキ店がオープンしました。
流行に乗った低カロリーケーキを販売し、女性客を中心に人気が広まっております。
昨日は、オープン当日で混雑していたもようです。
しかしオープン2日目の今日も混雑しそうです。
一度は、食べてみたいですね。
以上今日のニュースでした』
プチッ
テレビを切った。
「こんなに先越されて、大丈夫なのかよっ!!
親父~何やってんだぁー!!」
俺の親父は、御影 正行。
御影財閥の二代目社長であり、俺の父でもある。
祖父いわく
幼いころから英才教育を受けてエリートとなったが、決断力にかけているらしい。
御影財閥と如月財閥は、長年ライバル関係にあり、いつも争っている。
………
………
………
8時5分………
……………
「あっヤベっ
行かなきゃ」
鞄を持ちドタバタと家を出て行った。
最初のコメントを投稿しよう!