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「いえいえ、それにしても、俺が助ける必要ありませんでしたね
あんなに強いなんて…」
「違うわ、あんたが来なかったらやられてた
私の武器は見ての通りブーメラン
一方にしか投げられない上に、投げたら武器は返ってくるまで無い。
それに、敵に当たったら今みたいに地面に突き刺さったりして返ってこないの
威力は十分だけどね!」
「でも二人いるし…大丈夫だったんじゃ………」
今度はそれまで黙っていた女が話しだした。年齢は俺と同じか、それ以下だろうか(いわゆる中高生だ)
「ううん、違うんです
私が一人で危ないところにこの人が飛び込んできてきれたんです
私、この世界に来て、こんなことになるなんて知らなくて…それで……怖くて
だ、だから私はいても役に立てなかったんです
二人ともホントにありがとうこざいます」
満面の笑みでお礼言われるとこっちまで微笑んでしまうな
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