【白の者】

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セバスチャンは空を睨むように見ながら、“何か”を捜す。 「??どうしたの?セバスチャン」 雪はそろそろ寝るから、と立ち上がったはいいが……セバスチャンの様子がおかしいのに気が付く。 「いえ……何でもありません。 それより、早く寝てしまわないと…今度はお肌が駄目になってしまいますよ??」 「なっ!!!五月蝿い!!!」 ドスドス音をたてながら、雪は自室に戻る……… 雪が見えなくなると、ふたたびセバスチャンは空を見上げる 「……嫌な、予感がしますね」 それだけ言って、後片付けをするセバスチャン この時、セバスチャンと雪の知らない影では 闇が動いていた。
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