王立ヴァールハイト魔術高等学園 入学

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そこには、大勢の生徒がおり…っていってもこれは全校生徒じゃない。 三分の一、くらいしかいないらしい。なぜかというと余りにも多いせいで代表のクラスを選んでする、らしい。らしいばっかりなのは、全部兄貴の受けいりだからだ。 俺は体育館の中へ足を踏み入れた。 でも、多いなぁ…。 端からは端まで全部人だ。 ん?あれは、兄貴か? うわっ寝てるしっ! 生徒会長だろっ! って誰か注意しろよっ!あっ隣の先輩が気付いた……ってみ~と~れ~る~なっ! 兄貴のクラスの女子全員、顔の頬が赤く染まっている。女子だけかと思えば、えっ男子も…?何気に先生まで赤くなってるし。 そう考えているうちに俺は席についた。 ※作者の都合により入学式シーンを略かせてもらいます。 ◇◆◇◆◇ 「はぁ、疲れたぁ~」 「長かった…」 体育館をでてリオンとランセは並びながら、先生というよりは生徒の波についていった。そのとき、 「おいっ!お前らもしかしてリオンとランセか?」 後ろから声が聞こえた。 振り返ると、 「!」 「…サクヤ?」 元気よく手を振ってこちらに向かってきた少年は、 「サクヤ・フリージス!?なんでお前がっ!?」 そいつは、中学のときの同級生で(一応)友達だ。 俺らは驚いて目を見開いた。 「ここ…名門高あんど進学校なのに…」 「ひっどいなぁ、俺様だって勉強の一つや二つ…」 「…出来ねーんだろ?どう入った…まさか裏口入が…っ?!」 「ちがー―――――うっ!失礼なっ!ちゃんと受けましたっ💢」 サクヤは地団駄を踏んだ。 「…じゃあ…どうやって入った…?」 ランセが2人の間に割って入った。 「それはー…、あー、あれだ、アレ。んーと、まっ何でも良いじゃんっ!」 あっ話をそらした。
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