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「リオン、その制服…」 「ん?似合わないっていうなよ…「似合ってるよ!」 兄貴は机の上をバンッと叩いた。そのせいか、机の上にあったスープやらなんやらが零れそうになる。 だが、兄貴は気にせず身を乗り出して俺の目を見ながら言った。 「当り前じゃないかっ!俺の弟なんだからっ」 なんだそれ。 ついずるっと椅子から滑り落ちそうになった。 俺はそのあと兄貴をなんとかなだめ、ため息をする。 そして兄貴に俺が兄貴を見ているとは気が付かれないようにそっと上目遣いで兄貴を見る。 兄貴は俺と違う制服だ。 白いブレザーで胸元に校章が入っており、兄貴の姿はまさに優等生。 なぜ兄貴が俺と同じ学校なのに違う制服かというとこれでも生徒会長さまだからだ。 兄貴は小さな頃から神童と呼ばれていて、勉強も魔法もいつもトップに立っていて、その成績と人柄で生徒会長に第抜擢されたらしい。………おっと、制服の話からズレてしまった。 制服にも、色々種類がある… ぐぅ〰〰〰〰〰〰〰 やっぱり説明はまた今度で。 俺はいただきますといって、食べ始める。 そんなとき、 ピンポ――――ン♪ 玄関のチャイムがなった。
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