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俺が手を離してやると、金髪野郎は肩を押さえながらドアに向かって駆け出した。
「おい!」
呼び止めると、ビクッとして止まる金髪。
「そこで寝てる奴、起こして連れていけよ」
金髪が気絶した奴をビンタで起こし、そいつに肩を貸しながら、捨て台詞をはいてドアから出ていく。
「おっ覚えてろよ!!」
「ふん……」
「……忘れたい過去ナンバーワンだっつーの……」
誰もいない視聴覚室で、俺はひとり、雨がたたく窓を眺めながら呟くのだった。
そして本編へ((行けねーよ
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