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Qの背中一面は
ささくれだった
突起物で覆われており
およそ
人の皮膚とは
異なる硬質な感じが
見てとれた
皮膚に近い部分は
鮮やかなエメラルド色で
尖端に行くほどに
琥珀のような色に
変化しており
まだまだ
これから成長を
するのだという様に
ひどく生き生きと
していた…
病みやつれた
Qの身体のその部分
だけが異常なまでの
生命感に満ちており
静かに鉱物的な
光りで輝いていた
「これは…
見事なモノだな…」
およそ
病人への見舞いの
言葉に相応しくない
事を呟いてしまい
慌てて打ち消そうと
すると
Qは嬉しそうに
私を遮った
「そうだろう!
こんなモノ
見た事あるまい!」
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