序章

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茂みの奥に ぽつんと落ちて いたのはペンキャップ だった… どうでもよいモノの 為にまた刺の茂みを 戻らなくてはならない 事にうんざりしながら かがんで拾った 拍子に 金属が擦れ合う様な 微かな物音を聞いた… ふと下を見ると 病院の外壁の地面に 近い部分に 鉄格子の付いた 小さな小窓がある事 に気付いた… 位置的に 地下室の小窓と 思われたが 先ほどの物音は その小窓から 漏れ聞こえてくる 様だった
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