序章

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「今に至るまで 具体的な治療は発見されていなかった訳ですが」 「ところが 我が研究室で画期的な ウィルスが発見されましてな」 教授は今までの話は 全てここに落ち着くのだと言う様に ニヤリと笑うと 更に熱心に続けた 「被検体のマウスも順調に回復しとります Qさんをはじめ 全ての患者が実用を心待ちにしておったモノですぞ」 「もう実用許可の書類待ちと言った段階でしてな… そもそも このウィルスは…」 話が専門的に ややこしくなりそうなので 時間を理由に 失礼を詫びて Qを訪ねる事にした…
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