序章
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「やぁ よく 来てくれたな!」 Qは病室に入って来た 私に気付くと 相好を崩して 掛け布団をポンと叩いた 見るからに病みやつれた様子とは裏腹に 上機嫌な様子に戸惑いながら 時候の挨拶をしようとすると 「まあ いいから! これを見てくれよ!」 いきなり上衣を脱ぎ捨てて くるりと背中を向けた Qの背中を見て私は息を呑んだ…
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