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『ねぇ…僕のこと好き?』
僕と貴女はいつものように2人一緒で、いつもと変わらない話をしていた。
突然問われて、貴女はきょとんとしている。
貴女と付き合って始めて長い時間が過ぎたのに、今さらと笑われるかもしれない。
それでもいい。
貴女の気持ちが知りたい。
貴女は、「好きだよ」と優しく微笑んだ。
その微笑みは紛れもなく本物だ。
それはずっと一緒に居たから分かる。
…けど、
『じゃあ、態度で示してよ。』
貴女の唇を人差し指でなぞり、キスしてとせがむ。
貴女は少し恥ずかしそうに頬を赤く染める。
僕はそっと目を閉じ、貴女からのキスを待つ。
すると、頬に唇が触れる感触がした。
ゆっくりと目を開き、貴女を見る。
貴女は少しおどおどしてて、これでいいと心配そうにしている。
僕はニコリと微笑み、意地悪を言う。
『唇にが良かったな…。』
貴女は真っ赤になり、少しうつむく。
大丈夫。
ちゃんと伝わったよ。
好きだって気持ち。
女の子が自分から唇にキスは恥ずかしいよね?
僕だって、恥ずかしいのに。
大丈夫だよ。
僕は男だ。
ちゃんと自分から唇にキス出来るよ。
『ありがとう。僕も貴女が好きだ。』
そう優しく告げると、唇を重ねた。
~END~
→反省会。
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