共通ルート エピローグ

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うん。 嫌な予感がする。 そして最近学んだことがある。 僕の嫌な予感はよく当たるのだ。 かなりの高確率で。 「俺に幸せを与えてくれた啓介にも、幸せを与えたいって、さ」 「死ねぇぇぇえ! お前、僕は別に今が幸せじゃないことはないって言葉を聞いていたのか!? 強いて言うならば僕を放って置いてくれることが一番の幸せに繋がるよ!」 「またまた。そんな嘘は通じない」 「男前に言い切りやがった! 頼む、後生だから僕を自由にしてください!」 「既に招待状は送ったからな。今更逃げられないぜ?」 「招待状!? 僕は知らないぞ。よって参加はしない」 「啓介に招待状が無いのは当たり前だろ? お前の家が主催地なんだから」 「はぁ!? 僕の許可は!?」 「千鶴先生の許可を得ました!」 「せこいなやることが! 僕を無視して千鶴姉に許可を得るとか!」 というか千鶴姉の馬鹿は許可をしたのか……。 いや、別にバレてまずいわけじゃないけどさ。 ん? 待て待て…………。 晃の奴、招待状を送ったとか言っていたな。 一体。 誰に送った――!? 「舞に花村、玉乃井さんにお前と仲のいい後輩ちゃんに送った」 「心の中で質問したことに答えてくれてありがとう。とでも言うと思ったかぁぁあぁ! 死ね、今すぐ死ね!」 「一緒に幸せになろうぜ!」 「話を聞けよ!」 進藤を呼ぶとか、何て死亡フラグだよ! 最近、関わり減ったのに! 気まずいわ! それ以前に、僕に勉強会とか必要無いんだよ! 最悪過ぎる――……。 †
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