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前原「実力があるのならば我々のスカウトの目にとまっているはずだがな」
前原は一切表情を変えずに答える
蒼介「………」
蒼介は悔しさをこらえて、下唇を噛み締める
「いいんじゃないですか?監督」
黒岩(え…?)
前原の隣にいた男から以外な一言
前原「和田…」
帝光学院サッカー部マネージャー和田 進(わだ すすむ)2年
和田「実力があっても中学時代はチームに恵まれないことやケガが理由で、無名に終わる選手だっています、何よりも去年の例だってありますし」
蒼介(去年…?)
大前(………)
去年、帝光サッカー部には30人の新入生が入部した
推薦入部5人、一般入部は25人
そしてその中で現在1軍に残っている人数はわずかに4人
そういった、過酷な状況の中で、帝光学院サッカー部史上初の快挙を成し遂げた男がいる
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