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帝光学院のフォーメーションは、長年３－４－３と固定されてきた
そして前原は絶対的な自信を持ちフォーメーションを変えることはなかったのである
しかし今年、帝光には素晴らしい才能を持った、ユーティリティに長けている１年生が入部し前原にさまざまな可能性を見せていた
そして、それが、この伏見戦の、フォーメーションにも現れている
相手によって、メンバーを変え、フォーメーションを変更し、レギュラーを固定しないという今までにはない前原の考えが固まりつつあった
蒼介(ワクワク、ワクワク…)
多岐屋(ドキドキ…)
秋田高校の選手逹も静かに見守る
前田(いくら、蒼介の身体能力がすごくても金城どうにかするのはさすがに厳しいだろ…速水につく１年もしかり…)
高倉(伏見を相手に前原が博打に出るとは思えないな…２人とも、それほどの選手とゆうことか…)
審判「ピピーッ！」
そして審判の笛が吹かれいよいよ運命の瞬間が訪れる
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