始動

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伏見のメンバーがまだ来ていないため審判、副審は帝光の3年生の部員が務めることになった 挨拶を交わしコートでエンジンを組む両チーム 多岐屋「お…おぉー…」 設楽「うん、カッコイイ」 初めて間近で見るエンジンに少し感動する1年逹 審判「ピピーッ!」 そしてついにキックオフ 試合は帝光ボールで前半開始 まずは、中盤でパスを回し様子を伺う帝光 秋田も、無理にボールを取りには行かない 自陣に引いてカウンターを狙う、これが秋田のスタイルである 秋田のフォーメーションは中盤がダイヤモンドの4-4-2 秋田はスタメン11人全員の足が速く、特にFW2人のスピードはずば抜けており、カウンターをもらうと一気にゴールまで行かれてしまう恐れがある そして秋田は何と言っても前田を抑えなくてはならない ツートップを自在に使いこなし、自分1人でも、ゴールまで行ける前田は相手チームにとって非常に脅威な存在なのだ その前田を抑えるべく、前原は、運動量が豊富で守備に定評のある村田をマンマークに指名した
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