始動

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その前田を抑えるべく、前原は、運動量が豊富で守備に定評のある村田をマンマークに指名した 村田(絶対フリーにさせねぇぞ) 蒼介と黒岩の実力を試したテストマッチの時、村田は蒼介とのマッチアップでスタミナが切れ、最後まで付いていけなかったことを、とても悔しがり後悔していた それからとゆうもの村田は練習後毎日、20キロのロードワークを欠かしたことはない 今、村田のスタミナはチームでも1、2を争う程に成長し、マムシのような粘りのディフェンスそして潰し屋としての能力を開花させていた 一方、試合は、3分の1をすぎ、少しずつ動き出す バシッ 加納「くっ…!」 秋田が加納の横パスをカット そしてすぐに前田に預ける 秋田応援団「よし、いけー!」 ガシィ 前田「お…!」 村田「よこせ」 村田の激しい密着マークで前田に前を向かせない 前田「やるねぇ!」 村田「フンッ」 和田「よし、村田!」 吉田「2年生の村田くんかぁ…」 峯森「彼がどこまで、前田くんを抑えられるか…ですね」 高倉(まだ2年か…いい選手だ) 蒼介「いいぞー!マムシー!」 多岐屋「バカッ、後で殺されるぞお前…」 蒼介「大丈夫!聞こえねぇって」 笹塚「し、知らないよ…」 村田(あの野郎…殺す)←聞こえた 前田は、やむ無く後ろにボールを戻す しかしそこを神谷が狙った
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