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「本当にすいません。
私の名前は篠崎 咲(しのざき さき)
あっちは篠崎 愛(しのざき あい)
私の妹です。
私達はお父さんをみつけるためにこの世界に来ました。
お父さんは警察官だったのですが大量失踪事件を調べている途中で突然いなくなってしまいこのゲームのことを他の警察の人達に聞いてお父さんがこのゲームに巻き込まれた可能性が高いと聞かされたのでこのゲームに参加しました。」
それを聞いて俺より先に漣が話し始めた。
「さっきの話を聞いて思ったんだが、君達はゲームの内容がどんな物だか知ってるの?」
すると愛さんがびっくりした様子で答えた。
「え?知らないで参加されてたんですか?
このゲームは簡単に言えば殺しあいのゲームですよ」
それを聞いて俺はだいたい予想通りだった。
どのゲームだって何かと殺しあいのゲームが多い。
それにクリアしたら何でも一つ願いごとを叶えてもらえるというのはとても魅力的なのでそんなに簡単なものでもないと思っていた。
しかし、次に彼女が言い放った一言でおれは衝撃をうけた。
「まあ普通のテレビゲームなら殺しあって死んだらまたコンティニューできますけどこのゲームではゲーム内で死ぬと現実でも死んだことになります。」
えっ!?ゲーム内で死んだら現実でも死ぬ!?
冗談じゃない!そのことは先に調べておくべきだったな。
まあもう来てしまったからには精一杯がんばるしかない。
どうしてもあの夢を叶えるまでは...
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