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2010年5月17日。16時58分。
緊急帝王切開にて2628gの女の子を出産しました。
名前を詩織(仮名)といいます。
予定日前の検診で蛋白尿が出て胎盤の石灰化が始まっていたのもあり、16日に入院して陣痛を起こし、予定日の17日に産もうということになっていました。
ラミナリアと呼ばれる体液で膨らむ海藻を子宮口に入れられて16日の夜から微弱陣痛に堪え、17日になると今度は水風船のようなものを子宮口に入れて更に子宮口を広げられました。
(この風船が叫びそうになるほど辛かった。)
そんなこんなで順調に子宮口が8センチまで開き、散々陣痛に耐えたにも関わらず、『児頭旋回異常』にて帝王切開が選択されたのでした。
『切ろう。』って先生に言われた時、まさに『ガーンッ』って感じでした。『こんなに耐えたのに…下から産めないの…?』って思いました。
でもこのまま耐えていても私も疲れているし、詩織も苦しんでいる。出来るだけ早く出してしまったほうがよい。
結局私は帝王切開を選択せざるを得なかったのです。
人間の身体とは不思議なもので帝王切開に決まった途端1、2分置きに来ていた陣痛が10分から15分間隔になりました。
それでも帝王切開になったのに陣痛が来ることは、なんだか悔しかったです。
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