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気になったことを言ってみよう。
「自分がメリーだからってメリークリスマスと掛けて、どや顔してるのが気に入らないな」
「うわぁぁぁああん!!!」
メリーは扉をすり抜け消えていった。
静かになった部屋。
俺は再度布団に包まった。
先程と変わったのは、俺の体温。
「結構・・・可愛いかったな、アイツ」
少しだけほてった体をベッドに埋めた俺は、顔だけ横に向け白い息を吐いた。
「ふふっ。聞いちゃいましたよ?ひつじ君」
そこにはメリーがいた。
頬がほんのり赤い。
メリーはちょろっと舌を出し微笑んだ。
「ありがとうございますっ、
ひつじ君♪・・・いたっ、え?ちょっ、ひつじ君?叩かないで下さいッ!!」
俺は二度とメリーのことは褒めないと誓ったのであった。
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