☆クリスマス☆

4/11
前へ
/30ページ
次へ
気になったことを言ってみよう。 「自分がメリーだからってメリークリスマスと掛けて、どや顔してるのが気に入らないな」 「うわぁぁぁああん!!!」 メリーは扉をすり抜け消えていった。 静かになった部屋。 俺は再度布団に包まった。 先程と変わったのは、俺の体温。 「結構・・・可愛いかったな、アイツ」 少しだけほてった体をベッドに埋めた俺は、顔だけ横に向け白い息を吐いた。 「ふふっ。聞いちゃいましたよ?ひつじ君」 そこにはメリーがいた。 頬がほんのり赤い。 メリーはちょろっと舌を出し微笑んだ。 「ありがとうございますっ、 ひつじ君♪・・・いたっ、え?ちょっ、ひつじ君?叩かないで下さいッ!!」 俺は二度とメリーのことは褒めないと誓ったのであった。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加