逃げ道

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三人はそのままの勢いで大通りに出た。 休日のせいか人はアリの巣を見てるかのようだった。 近藤は少し戸惑ったが迷っている暇はない。 近藤はスルリと、人と人の間をすり抜けていく。 まるで風の流れを読んでいるかのように。 前田と徳山はこの人の多さにたじたじだった。 二人と近藤の間に距離ができていく。 「クソォ!まて、こんどー!!」 前田は大きな声で怒鳴った。
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