壱 -現代に始まる-

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《愛理》「リーダー?」 《女子生徒1》「そう、この学園は歴史に合わせてクラス分けしてるの」 《女子生徒2》「関羽ちゃんは私達と同じ、成都棟ね」 休み時間になると、関羽に興味がある生徒たちが一斉に集まっていた 《愛理》「・・・・・・他のリーダーは?」 《女子生徒1》「許昌棟の曹操、建業棟の孫策、洛陽棟の董卓ね」 《女子生徒3》「私は五木君がいいかな?最近見ないけどカッコイイし」 《女子生徒4》「杏子ちゃんも可愛いし」 話が盛り上がる中、関羽は何かを考えるようにじっと前を見つめていた・・・・・・・・・・・・ そして放課後 《太一》「・・・・・・で、なんで俺なんだよ💧」 《愛理》「知らない、生徒会長からお前に頼るように言われたからだ」 《太一》「お前って・・・・・・いきなり会って失礼だな💧」 向かい合うと、身長があまり差がないため目線が合うのがさらに嫌だった 《太一》「・・・・・・で、何すりゃいんだよ💧」 《愛理》「・・・・・・」 《太一》「う💧・・・・・・取り敢えずお前も寮に入るんだろ、そこまで案内してやるよ」 太一は戸惑いながらも、取り敢えず教室を出て歩きだした、愛理もその後をついて歩きだした 《愛理》「お前も寮なのか?」 《太一》「いや、俺は学校の近くに家を借りてるから、あんま好かないんだよ・・・・・・この学校は」
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