322人が本棚に入れています
本棚に追加
・・・・・・・・・・・・
【聖ヒノミヤ学園高等部】
【二階 2年3組】
《太一》「朝から面倒なことに巻き込まれた・・・・・・」
席に着いた太一は、机に身体を伏せていた
深いため息を吐きながら愚痴を溢していると、さっき太一の前に現れた女子生徒が近付いてきた
《法正》「太一💧あなたリーダーの自覚ないの?」
《太一》「法正・・・・・・」
顔を上げた太一の目に写ったのは、ショートカットの女子生徒だった
名前は
『法正 孝直』
太一の幼馴染みだが、なぜか本名を一度も教えてはいない、少し変わってるが頼りにはなると太一は思っている
《太一》「リーダーって、勝手に決めただけだろ?んな面倒なことやらねぇよ、法正やっといて・・・・・・」
ピキッ!
何かが切れた音が聞こえた瞬間、法正は両手で太一の頬を引っ張った
《法正》「あなたは自分が何者なのか自覚し・な・さ・い!」
《太一》「ふなほとひっへも💧(んなこと言っても)」
《法正》「劉備玄徳、劉備玄徳でしょ!あなたがまとめないとみんなが困るのよ」
あまりの太一の情けなさに、法正はため息を吐いて両手を離した
《法正》「瑞希だけだと大変なのは分かってるでしょ、曹操、孫策、董卓はきちんとクラスをまとめてるのよ」
最初のコメントを投稿しよう!