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狭く、うねった道路を進み一つ高い丘の上にバスがたどり着いた。
すると眼下には津波に巻き込まれ、残骸しか残っていない市街地が広がっていた。
街は残骸であふれ、残っている建物も骨組みだけが残る状態で人の気配がなかった。
どうにか道路はあったが、ただ残骸を脇に寄せ車が通れるだけのスペースを作るだけだった。
まだ恐らくその残骸の下には人々が眠っているのであろう。
自衛隊が瓦礫をよけ、捜索する姿が見える。
線路には土砂が流れ込み埋もれていたり、線路自体が変形し途切れているところも見えた。
被災から1週間以上経過しているが復興の気配すら感じられなかった…
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