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白服の女 「しかし、物事の真実はひとつです」
黒服の女 「……真実はひとつではない」
白服の女 「惑わされてはなりません。真実はひとつ、他はすべて偽りです。
常に正しいことはひとつ。真実はひとつしかありえません」
黒服の女 「真実はいつも正しいわけじゃない。それは、群衆の中にあって、かたちを変える。」
白服の女 「あなたはいったい何をしに来たのです?」
黒服の女 「あなたの真実を暴くために。そして、あなたのために悲しんであげられるように。」
白服の女 「私の真実? 失礼な方ですね。私が何か隠し事をしているとでも言うのですか?」
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