2011年7月

6/9
前へ
/13ページ
次へ
「嘘の力は無限大」 見も蓋もない言い方かもしれないが、小説などの人の生み出す作品の多くは『嘘』である。 想像から産み出された虚構に自らの主張を織り混ぜた、壮大な嘘なのである。 それをとやかく言うわけではなく。 むしろ肯定。 嘘をつくならつき通す。 必要なのは嘘を真実に見せかけるためのバックボーン。 嘘をつくために嘘をつけば綻びが生まれる。 知らないことや、曖昧な事があってはいけない。 嘘を取り巻くものは真実でなければならない。 必要なのは情熱や知識ではない。 経験だ。 知っている。 それこそが真実なのだ。 だからって経験がなければ書けないわけでなく、書くことで経験は積み重ねられるもので。 書くことだけではない。 自らの信じたものは、嘘も真もひっくるめて全部抱えてやらなきゃあな。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加