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「嘘の力は無限大」
見も蓋もない言い方かもしれないが、小説などの人の生み出す作品の多くは『嘘』である。
想像から産み出された虚構に自らの主張を織り混ぜた、壮大な嘘なのである。
それをとやかく言うわけではなく。
むしろ肯定。
嘘をつくならつき通す。
必要なのは嘘を真実に見せかけるためのバックボーン。
嘘をつくために嘘をつけば綻びが生まれる。
知らないことや、曖昧な事があってはいけない。
嘘を取り巻くものは真実でなければならない。
必要なのは情熱や知識ではない。
経験だ。
知っている。
それこそが真実なのだ。
だからって経験がなければ書けないわけでなく、書くことで経験は積み重ねられるもので。
書くことだけではない。
自らの信じたものは、嘘も真もひっくるめて全部抱えてやらなきゃあな。
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