始まり

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無事に入学式は終わり帰りの時間になった みんなそれぞれに散って行く さすがに1日目は友達できなかったな あいつが来たせいでクラスの雰囲気は一気に下がったし 「沙耶!」 沙耶「あ、憂衣!」 憂衣「帰ろう?」 沙耶「うん!」 憂衣は家が近くて小学校からの付き合い いわゆる幼馴染みだ 憂衣「入学初日はどうだった?」 憂衣は普通科だからクラスが違う この時ばかりは普通科に行かなかった自分を恨んだ 沙耶「もう最悪」 憂衣「なにかあったの?」 沙耶「それがさぁ、先生の自己紹介中に堂々と遅刻してくるバカ男がいてさ」 憂衣「なにそれ!凄い度胸」 沙耶「しかも凄いどや顔でさぁ」 憂衣「えー。最悪じゃん」 沙耶「でしょ!?先生も無視して自己紹介しだすし・・・」 憂衣「注意くらいしてほしいよね」 沙耶「そう!・・・もう絶対やっていけない」 憂衣はどっちかってゆうと温厚であまり怒らない 私は逆 てゆうか怒ってもないのに怒ってるとか言われるんだよね だからこの時の私は凄く怖い顔してたに違いない 優衣が言うにはオーラが違うらしい 憂衣「まぁ、その子も3年間辞めないって保証はないんだし、少しの我慢だよ」 沙耶「早く辞めれば良いのに」 本気で思った 周りの雰囲気ぶち壊して平然としてるあいつなんか早く辞めれば良いと
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