プロローグ

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7月7日 日英連合軍は上海に上陸を開始した。 日本軍は、沿岸部の治安維持にあたるだけだったが、イギリス軍は内地に進軍していき、さらに中国の反感を買った。 そして、7月20日、イギリス勢力圏内と中国領土との境界線付近で、中国軍の間で激しい銃撃戦が勃発。 英中戦争と呼ばれる戦争が始まった。 ちなみに、暴動時に大量の阿片が中国国民の手によって廃棄されたため、第二次アヘン戦争とも呼ばれている。 この戦争の序盤、イギリス軍は圧倒的な戦力を見せつけ、次々に中国軍を撃破していった。 しかし、開戦後1年ほどから中国軍のゲリラ戦法に苦戦し始め、戦局は次第に泥沼化していった。 日本は、この時点では参戦を表明しておらず、イギリス軍に対する武器弾薬の援助しか行っていなかったが、強い要請により参戦を決意。 さらに1個師団の派遣と関東軍を南下、戦線に投入する事を決定する。
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