血ぬられた非日常

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パスッ――ドンッ ライフルの銃口からサイレンサーで消音された銃声が鳴るとすぐに車の爆発音が響いた。 『――さすがだなファントム』 黒騎はライフルを解体していると後ろで扉が開く音がした。 同時に腰に着けていたデザートイーグルを抜き出入口に向けた。 そこに居たのはアルミナ王国次期王女のサラだった。 「何してる」 サラはこちらにワルサーP99の銃口を向けていた。 「あなたを殺さないとお父様が……」 「マフィアのボスなら今殺したが?」 その時、インカムに連絡が入った。
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