約束

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夕方。 自転車をこぎながらあの登山道を目指していた。 昨日一週間滞在するなら明日も会えないかと言われて何故か頷いてしまった。 いつもならきっと断っていただろう。いや、いつもならそんな事まず言われない。 私と話をしようなんて大概の人は思わない。 自分でさえこんな面倒な奴と話したいとは思わない。 でも彼女は違った。 私と『会話』をしてくれた。 だから私も彼女に応えたいと思った。
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