7人が本棚に入れています
本棚に追加
橋を渡り島へ。
島と言っても離れ小島の様な島ではなくただほんの少し橋で繋がった場所だった。
車に乗っていたら橋にも気付かず着いてしまう様な、そんな島だ。
小さい山を中心に出来ているせいで道路の脇は海か山だった。
少しでも陽射しを遮りたくて山側を走る。
潮の匂いが鼻についた。
普段海に遠い場所にいるせいかひどく気になる。
普段タバコを吸わない人が吸う人に近付くとすぐに分かる様なそんな感覚だった。
自転車を走らせるのにもそろそろ飽きて来た頃目の前に木陰が広がっていた。
暑さを凌ぐには丁度良いその場所に自転車を止め座り込んだ。
最初のコメントを投稿しよう!