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広い艦船内。
白い廊下の入口からロッシとライムの二人が姿を現した。
「お前、能力を使って大丈夫なのか?確かにお前の超能力は強力だ…だが、その分かかる負担も大きい。あそこは素直に俺に任せておけばよかったのによ」
「虚を突かれた様な顔をしていた人とは思えない言葉だね。でもまさか、ロッシが私の心配してくれているとは思わなかった。ここは一応礼を言っておくべきかな?」
「心配なんてしてねーよ。お前に何かあると責められるのは俺なんだぜ?ただそれだけのことだ」
「…あなたらしい答えだね。でもちょっとガッカリかも」
そんな他愛もない会話を交わしている二人の前に、一人の人物が現れた。
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