時の番人

13/29
前へ
/29ページ
次へ
広い艦船内。 白い廊下の入口からロッシとライムの二人が姿を現した。 「お前、能力を使って大丈夫なのか?確かにお前の超能力は強力だ…だが、その分かかる負担も大きい。あそこは素直に俺に任せておけばよかったのによ」 「虚を突かれた様な顔をしていた人とは思えない言葉だね。でもまさか、ロッシが私の心配してくれているとは思わなかった。ここは一応礼を言っておくべきかな?」 「心配なんてしてねーよ。お前に何かあると責められるのは俺なんだぜ?ただそれだけのことだ」 「…あなたらしい答えだね。でもちょっとガッカリかも」 そんな他愛もない会話を交わしている二人の前に、一人の人物が現れた。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33人が本棚に入れています
本棚に追加