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「こぉらぁあ!ロッシぃい!!」
「げ!?この声は…!」
身の危険を感じ、回れ右をして逃げ出そうとするロッシ。
しかしそれは、すぐさま肩に置かれた手の力によって阻まれてしまった。
「おっと、どこに行くのかなロッシくん?」
ロッシの額から冷や汗が垂れる。
こうなってしまえばもう、逃げられない。
「あたしを前に逃げれるとでも思っているのかな?あたしを誰だと思っているの?」
「イ、イルミナ…!」
引き攣った表情で、ロッシはそう答えた。
「上官を呼び捨てにするなってぇ…言ったでしょ!!」
「ちょ、グーはヤメ…ぐはっ!」
なんとも痛々しい音とともに、ロッシの頭に鉄拳が炸裂した。
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