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「…んで?どうして俺は帰って来て早々に殴られたんだ?理由を説明してくれるよな?」
「自分でわからないの?あんたまた任務を適当にして危ない目にあったそうじゃない。いつも言ってるでしょ?任務には集中しろって」
「あー、そのことかよ。いいじゃねぇか、今回も無事にこなせたんだし。それに、てめぇの身ぐらいてめぇで護れるんだ。グチグチ言うんじゃねーよ」
「あんたねぇ…せっかく人が心配してやってんのにそれはないでしょ!?どうして素直にごめんなさいって言えないかな!」
「…あんたは俺のおふくろかよ。つーか、そんなつまんねーこといちいち気にしてっとただでさえ少ない男運がさらに減っちまう…ぞ…」
語尾でやや元気が無くなるロッシ。
目の前の変化に気付いたからだ。
「…ほう、どうやらあんたは死にたいようね?」
「い、いやちょっと待て。指から尋常じゃない程の骨の音が聞こえてんぞ?」
「それはあんたの死へのカウントダウンよ!!」
「ちょっと待てってぇええ!!」
艦内中にロッシの断末魔が鳴り響いた。
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