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純ちゃんの表情が読めない。どうだったんだろう。
「俺、M高受かったから。アユはどうだった?」
「良かったぁ。私も受かってた。」
そう言うと、純ちゃんは私に抱きついて来た。
「良かった。アユは大丈夫だと思ったけど、ちょっと心配だったんだ。」
純ちゃんも私のこと心配してくれてたんだ。
「見て。」
そう言われ、純ちゃんの右手を見ると、携帯が握られていた。
純ちゃんは合格祝いでその日に買ってもらったみたいだ。
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