24人が本棚に入れています
本棚に追加
/100ページ
ガッシャーン!!
純ちゃんのふでばこが音をたてて、机から落ちた。床にはシャーペンやものさしが散らばっている。
私は私の足元まで転がって来た消しゴムを拾った。
「はい。これ。」
純ちゃんに消しゴムを渡すと、
「ありがと。うるさくてごめんな。俺達こんなんだけどよろしく。」
とくしゃっと笑って消しゴムを受けとった。
みんな受験であせってるのにこの人達には緊張感が全くない。
私はその雰囲気が心地良かった。
最初のコメントを投稿しよう!