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それから私達は
『おはよう』
とか日常的なあいさつを交わすようになっていた。
「ヤバい。ふでばこ忘れた。」
「お前、勉強する気ないからわざと持って来なかったんだろ。」
また前で純ちゃんと迫田くんがはしゃいでる。
「栗原さん、シャーペン貸して。」
振りかえる純ちゃん。
えっ、迫田くんに借りればいいのに…
「…はい。消しゴムもあるよ。」
私はシャーペンと消しゴムを渡した。
「ありがと。女の子ってふでばこパンパンだよな。何入ってるん?」
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