視線

2/7
前へ
/100ページ
次へ
体育の時間。 女子も男子もバスケの試合だった。4チームに別れて試合をしてやっと私達の休憩の番だ。 隣では純ちゃん達が試合をしていた。無意識に純ちゃんの姿を目で追っていた。 「ちょっとアユ、聞いてるの?」 芽依ちゃんがすねたように私を見てる。 「ごめん、ごめん。何?」 「やっぱ、聞いてなかったんだ。 アユ、橋本くんのこと好きでしょ。さっきも見てたし。」 えっ、私が橋本くんを? さっき見てたのは本当だけど。
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加