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「それでこんなに体が痛むのか…助かりました、髪飾りも戻ってきた事だし帰ります」
「……待った、今はまだ帰らない方がいい」
痛むと言っても微かなもので、布団から起き上がろうとした幸を霖之助が止めた
「どうしたんです?」
「口で言うよりコレを見た方が早いだろう…」
擦りガラスの窓を開ける、そこには一瞬では状況を飲み込めない景色が広がっていた、目の前にあるはずの魔法の森が半分程度無くなっていたからだ
「これだけじゃない、此処に逃げ込んできた妖精やら妖怪やらに聞いた話だが聞くかい?」
幸はコクリと頷いた、今の幻想郷がどうなっているのか知りたかったから
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