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警官A
「もう逃げ場はないぞ!」
月明かりが照らす夜。
何十人の警官がある青年を取り囲んでいた…
警官B
「怪盗、古川雅也逮捕だ!!」
古川は怪しげな笑みを浮かべた。
古川
「この古川を捕まえるなんて出来ませんからー。
古川はターミネーターだし!」
この青年こそ、
主人公の古川雅也(マサヤ)。
古川は愛車のフェラーリに乗っていた。
そしてアクセルを踏む…
古川
「引き殺すぞ!じじぃ!」
警官A
「うわぁ!!!」
古川はフェラーリで無理やり、警官たちの間を通り抜けた。
警官B
「なんて運転テクだ!!」
古川は警官を華麗にかわすと、美術館から盗んだダイヤモンドを片手に…
暗闇へ消えていった……
古川
「って夢を今朝見た。」
栗橋
「夢オチかよ!!」
今までのはまったくの妄想であります。
古川
「フェラーリ欲しい~」
この主人公、古川雅也は高校の三年生。
車とお金が好きで、暴言ばっかり言う人です。
主人公です←(強調
栗橋
「俺も夢見たよ~。
なんか走ってた!」
古川
「全然わかんないからね?」
栗橋
「あ、学校見えてきた!
相変わらず遅刻ギリギリに学校着くよなぁー」
古川と一緒に登校しているのは、栗橋佑汰(ユウタ)。
栗橋は剣道部所属していて、古川とは中学からの友人である。
二人は高校三年生になり.今日はクラス替えなのだ。
二人は、桜の枚散る正門をくぐると乗っていた自転車から降りた。
栗橋
「クラス替え楽しみだなぁ~!!
ドキがムネムネする!」
古川
「クラス替えの表って、各クラスに貼ってあるんだっけ?」
栗橋
「なぁ?
俺、今ボケたんだけど?」
古川
「………………。」
栗橋
「なぁ?
ドキがムネムネじゃなくて、胸がドキドキだよ!ってツッコんでよ!!」
古川
「………うるせぇ!!!」
栗橋
「自重します…。」
古川
(こいつバカ過ぎる…)
階段を上がり、クラス表を見ると二人とも三年一組であった。
そして、このクラスには転校生が来ると噂だ。
栗橋
「無事に同じクラス!
そして転校生も来るクラスだって俺、聞いたぜ☆
真面目に、ドキがムネムネするなぁ!!」
古川
「………この教室だ。」
栗橋
「スルーかよ!」
(作成/369-ミロク-)
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