ひとつ

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彼は優しく大丈夫だといった。 俺が忘れさせる。 と… 男らしく、頼もしくみえた。 仕事も力仕事なだけに、筋肉質な体は、駿と正反対だった。 彼の、 『ゆきを守るからな』 って言葉をぼんやり聞きながら。 線の細い、背の高い。 柔らかい笑顔のあなたを。 思い描いていたよ…
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