360人が本棚に入れています
本棚に追加
処置がおわって、タクシーを呼び、自宅へ。
幸い母たちは寝ていて、
私を迎えてくれたのは、愛犬のラブだけだった。
私が帰ってきて、寝てたくせにめちゃくちゃしっぽをふって
歓迎してくれた。
見返りのない愛情を、私に注いでくれるラブを撫でていて。
不意に涙がこぼれた。
腫れて血だらけの目にしみて
なおさら泣けてきた。
ラブの心配そうな顔に、
またなきたくなって。
唇をかんで我慢した。
心配かけて、ゴメンね?
ラブ…。
最初のコメントを投稿しよう!