悪魔王サタンの誕生

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「閣下、大変で御座います‼」 急に天界兵は現れた。 「何かあった⁉」 ルシフェル閣下は言った。 「人間を保護している天界軍は我が基地を移動中… ベリアルの軍に襲われて人間と兵士は捕虜に…」 なんだと… ベリアルだと‼ ベリアルは昔、天使だったか… ベリアルは神を侮辱して魔界軍に降った… 最近のベリアルは捕虜を見下す為に殺すか奴隷をさせると聞いてる… 「人間を保護していた天使は?」 ルシフェル閣下は心配そうにしている… 「それが… 既に殺されました…」 「クソッ… 魔界軍め…」 魔界軍は本当に心優しい人は、いないのが… 「保護されてる人間は無事か⁉」 兄さんも焦っている… 「今は無事のようです…」 兵士は言った途端… 「連合軍二警告スル‼ 今スグ、天界ト仙界ノ世界二帰レ‼ サモナケレバ、人間共ヲすけるとんヲ変エル‼」 指令官型スケルトンか… 「ボンゴツ機械め… ぶっ壊したい気分だ…」 ルシフェル閣下は気分が良かったのに悪くなった… 「閣下、私が交渉します…」 兄さん… 「兄さん、駄目だ‼ 敵の狙いは私と兄さんの命かもしれないんだ‼」 あれだけスケルトンを倒したんだ‼ 誰だって私と兄さんが狙われる‼ 「ボンゴツ野郎‼ ここは交渉しないか‼ 総大将としてな‼」 ルシフェル閣下… けど、あのスケルトンは最悪な事を言った… 「イイダロウ‼ 退却シタクナイナラ、「ミカエルかサタン」ヲ引キ渡セ‼ ソレ以外ハ認メナイ‼」 やはり、奴らの狙いは私と兄さんか‼ 「クソッたれ‼ 優秀な部下を簡単に引き渡せるか…」 ルシフェル閣下の言葉を聞いたルシファーは… 「兄さん、人間を見捨てるの?」 ルシファーの言うとおりだ… 人間を助ける為に私か兄さんを行かないと駄目だ… 「閣下、私が行きます。」
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